奎章閣画像

沿革

奎章閣
ソウル大学校奎章閣韓国学研究院の歴史的な起源は、朝鮮後期の王立学術機関であった奎章閣にまでさかのぼる。1776年、正祖が第22代国王として即位した直後に、正式な国家機関として発足した朝鮮時代の奎章閣は、本来は歴代の国王の御製・御筆・王室の族譜などを保管する王室図書館として出発したが、専任の文臣が学問を研究し、王の諮問に応じる機能、国政の運営資料や参考資料としての国内外の典籍を収集・保管する機能、書籍を出版する機能も担っっていた。
現在、ソウル大学校奎章閣韓国学研究院は、朝鮮王朝実録など、7種7,125冊の国宝と26種166点の宝物をはじめ、ユネスコ(UNESCO)が指定する世界記憶遺産4種を含む貴重本を多数所蔵している。また、奎章閣の資料の保存・管理およびこれを基にした研究・刊行・展示・教育・国際交流などの様々な機能を総合的に果たしている。
朝鮮時代
1776年(正祖 即位年)
- 正祖が 奎章閣創設を命じる
- 昌德宮に宙合楼の建物を完工し、そこを奎章閣の建物として使用

1777年(正祖 1)
- 校書館を奎章閣の外閣として編入

1781年(正祖 5)
- 粛宗直筆の御筆『奎章閣』の扁額を宙合楼に移して掲示
- 抄啓文臣制度開始

1782年(正祖 6)
- 江華島に外奎章閣を設置

1784年(正祖 8)
- 奎章閣設置の沿革、制度、規定を整理した『奎章閣志』を編纂

1866年(高宗 3)
- 丙寅洋擾 フランス軍が江華島を占領し、外奎章閣から儀軌など複数の図書を略奪し外奎章閣の建物を破壊

1908年(隆熙 2)
- 鼎足山、太白山、五大山、赤裳山の史庫の蔵書を奎章閣に移管
日本帝国による占領期
1910年8月
奎章閣廃止 奎章閣の図書を李王職で管理

1911年2月
奎章閣の図書を朝鮮総督府に移管、総督府で図書の管理を担当

1928~1930年
奎章閣の図書を京城帝国大学付属図書館に移管
ソウル大学校 奎章閣
1946年
国立ソウル大学校開学
ソウル大学校中央図書館で奎章閣の図書を管理

1962年
ソウル大学校付属中央図書館に『奎章閣図書委員会』を設置

1975年
ソウル大学校冠岳キャンパスに移転、付属中央図書館が『ソウル大学校図書館』として拡大・改変し図書館の中に『‘奎章閣図書管理室』を設置

1989年
奎章閣新築建物竣工、試験稼動

1990年
奎章閣図書を新築建屋に移転

1992年
ソウル大学校設置令改正に伴い『奎章閣図書管理室』が図書館から分離して 『ソウル大学校奎章閣』として独立

2005年4月
奎章閣増築開館
ソウル大学校 韓国文化研究所
1969年
ソウル大学校韓国文化研究所設立、文理科大学に付属

1976年
人文大学付設機関として帰属

1979年
大統領令第9535号により法定研究所として昇格、ソウル大学校直轄研究所として帰属

1980年
学術誌『韓国文化』刊行開始

1988年
ソウル大学校国学研究第1段階5ヵ年年研究事業実施(~1992)英文学術誌『Seoul Journal of Korean Studies』刊行開始

1993年
ソウル大学校国学研究第2段階5ヵ年研究事業実施(~1998)

1999年
韓国学術振興財団の重点研究所支援事業に選定

2000年
韓国学術振興財団の人文学育成支援事業に選定

2003年
ソウル大学校韓国学長期基礎研究事業の主管機関として選定
ソウル大学校 奎章閣韓国学研究院
2006年2月
奎章閣と韓国文化研究所が統合して『奎章閣韓国学研究院』が出帆

2006年8月
紫霞書堂を統合

2007年11月
国際韓国学センター(International Center for Korean Studies)出帆